株式会社カネシロ様 会社見学

2022年2月15日愛媛県松山市にある株式会社カネシロ様を訪問しました。
この日は、主に紙ごみが集められてから仕分けされ、発送されるまでを見学させていただきました。
また、紙の分別の大切さなど改めて考えるきっかけになりました。

  • まず始めにトラックの重量を計測します。
    そして、紙を降ろしてから再び重量を測定することで、紙の量を把握します。
    写真のトラックでは2t近くのごみが積載されていました。

次に種類別に各エリアへ運ばれます。

  • 段ボール類が集められた様子

  • 雑紙類が集められた様子

  • 新聞紙類が集められた様子

ここでワンポイント

新聞紙をごみに出すときにはチラシも一緒に出していますがなぜでしょうか?

答えは、新聞紙は新聞紙にリサイクルされますが、何度もリサイクルされた古新聞紙だけでは紙繊維が弱い為、繊維の強いチラシも一緒にリサイクルすることで、良い新聞紙が作れます。
新聞紙を捨てる時はチラシも一緒に縛りましょう。

品目ごとに分けられた資源物は、紐取り機に入れられ古紙を縛っている紐を機械にて切ります。
その後、人の手で古紙とそれ以外のごみに分別されます。

  • 分別されたものがベルトコンベアにて圧縮機に運ばれていきます。
    作業されている姿を拝見すると、「キチンと分別しないと!」と身が引き締まる思いになりますね!

最後に圧縮され、トラックへと運ばれます。
集められた紙は、主に四国中央市の製紙工場へと運ばれていきます。
一部県外や国外へも運ばれます。

  • 圧縮され、ブロックが作られている様子 

  • トラックへ運ばれている様子

古紙業者ごとに様々な出荷方法があり、国外への出荷が多い業者も多数ありますが、カネシロ様のスタンスは県内に出荷し、『地域循環型リサイクル社会の構築』を合言葉にしているとのことでした。
担当者の方からは、四国中央市に製紙工場が多数あるという強みがあり、県外や国外に出荷した場合、 CO2の排出量が増してしまうという考えからです。

見学を終えて

各地で集められたごみが、ベルトコンベアなどの機械によって仕分けられていますが、最後には作業員の方の目と手によって仕分けられている現場を実際に見学させていただくと今まで以上に分別に気を付けなければいけないと思いました。
また、新聞紙とチラシが一緒になっている理由や、シュレッダー処理したものより用紙そのままの方がリサイクルの材料として優れていることなど、とても勉強になりました。